クロマグロ等の養殖科学の国際教育研究拠点 | 近畿大学グローバルCOEプログラム
English
お問い合わせ サイトマップ リンク プライバシーポリシー
ホーム GCOE拠点 スタッフ 海外提携校 シンポジウム・セミナー 活動報告
ホーム > GCOE拠点 > GCOEプログラムの概要
GCOE拠点

拠点リーダー挨拶

GCOEプログラムの概要

拠点の組織と研究内容

教育実施体制について

GCOEプログラムの概要
“クロマグロ等の養殖科学の国際教育研究拠点”では、天然種苗に依存する資源枯渇型から完全養殖技術による資源再生型のクロマグロ養殖への転換を実現し、絶滅が危惧される世界のクロマグロや他のマグロ類、さらには、熱帯・亜熱帯・温帯水域の重要な魚類資源の維持・回復に貢献するとともに、持続的かつ安全・安心な養殖生産・養殖産業の実現・発展に寄与する国際的な人材の育成をターゲットとしています。

そのため、自然科学(飼養、環境保全、食品加工等)と社会科学(経営、流通、消費等)を融合する学際的システムのなかで、(1)人工種苗の安定的供給技術の開発、(2)低環境負荷型養殖技術の開発、(3)含有水銀量の低減による安全・安心・安価な養殖魚類の提供、そして、それらの情報をもとに(4)生産・流通・消費のリスク分析モデルを開発します。

先の21世紀COEプログラムでは、クロマグロの種苗量産技術の確立をはじめとして、養殖マグロの水銀含有量が天然マグロより低く安全性が高いこと、市場流通解析から社会的ニーズが強く経営的に高収益が得られることなどを明らかにしました。また、東南アジアにおける魚類養殖産業の発展に向けた数々の共同教育・研究を実施し,魚介類の養殖産業全体を掌握できる即戦力型研究者を育成して、国内外の大学、研究機関、企業などに多くの優れた人材を輩出しました。

そこで、本拠点では21世紀COEからさらに飛躍し、以下に示す若手研究者への教育指導、各研究グループによる研究活動および情報発信を実施します。

■ 教育活動
博士後期課程(DC)学生の教育指導では、入学定員の倍増、9月入学制度の導入、学費免除や奨学金制度、国際交流センターの設置など生活環境の整備と、海外・国内・技術アドバイザーによる指導体制、インターンシップ、海外留学制度などにより研究環境の充実を図ります。また,博士研究員(PD)の育成についてもDC学生と同様に、世界の養殖現場に通用する研究遂行能力を培うための充分な配慮がなされます。

■ 研究活動
研究活動については、専門分野が比較的近い担当者が各研究グループを構成し、(1)仔稚魚期に多発する斃死の防止技術、若年親魚からの採卵、遺伝子解析による品種改良(人工種苗グループ)、(2)初期減耗率の改善、配合飼料の実用化と低廉化、生簀内での魚群行動解析と生簀設計(養殖グループ)、(3)生態系への影響評価と環境保全技術の開発、病原体の動態解析と予防法の確立(環境グループ)(4)水銀含量の低減方法、廃棄物からの機能性成分の利用、トレーサビリィティ手法の開発(利用・安全グループ)、(5)食品安全情報の解析によるリスク分析および高付加価値化戦略の策定、それが養殖経営と市場構造に及ぼす影響、資源保護効果についての定量的分析(流通・リスク分析グループ)などを実施します。

また、各研究グループや海外共同研究機関が横断的かつ有機的に連携して様々なプロジェクトを組織し、本拠点の目的達成をさらに加速させます。

一方、情報の発信はワークショップ・シンポジウム・サイエンスカフェを国内外において定期的に開催し、拠点で得られた貴重な情報・技術を世界に発信します。また、英語のニュースレターやHPを充実させて、海外の研究者・DC学生・業者に本拠点に対する深い理解と協力を促します。

なお、本拠点は水産養殖科学分野でグローバルCOEに採択された唯一のプログラムであり、その目的達成に事業推進担当者、PD、DC学生および学内関係者が一丸となって邁進する所存ですが、拠点計画の遂行に伴って新たな分野の創設・展開の可能性や困難も十分に予想されます。本拠点に対しまして、皆様の温かいご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
近畿大学